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住みたい外観・デザインはどれ?国別輸入住宅外観の特徴

2019/05/17 コラム

国別輸入住宅外観の特徴

【輸入住宅】と一言にいっても、その種類は様々です。
日本の住宅にもその土地によって種類があるように、海外の住宅にも、その歴史や気候・国民性などによってさまざまな外観があります。
このページでは各国の輸入住宅の外観の特徴の一部分をご紹介します。



 

南欧の輸入住宅の外観・デザインの特徴

南欧とはヨーロッパの南部地方一体、地中海地方の事を表します。国で言うとフランスの南部、スペイン、イタリア、モナコ、ギリシャなど。地中海に面した美しい景色と豊かな自然から、高級リゾート地として有名な地域です。
特にフランスの南東部、地中海沿岸地方を占めるプロヴァンス地方は、
暑く乾燥した地中海性気候の影響を受けた、とても暖かい地域です。
この地方に住む人々の智恵から生まれた建築は何百年も経った今でも変わらず、伝統的な工法で建築されています。
陽気な気候からか、南欧の住宅は曲線的でラフでくつろいだ雰囲気が特徴です。

赤茶系の素焼きの色が美しいS型瓦の屋根材と、白やベージュなどの優しい色合いで厚みのある塗り壁が基本の外観スタイル。
アクセントとして、壁の一部やコーナー部分に石材や擬石などを取り入れるのも一般的。
南欧の伝統工芸である、ロートアイアンでつくられた門扉や手摺り、フラワーボックスなどの装飾部材を取り入れる事もあります。
自然素材を主として使用するため、床には素焼きのテラコッタや天然石を貼ります。


 

北欧の輸入住宅の外観・デザインの特徴

北欧とは主にスウェーデンやノルウェー、デンマークなどの地方を表します。
寒い地域ですが、木材資源が豊富な北欧では、木を組んで建てた住まいが中心です。
近年では大型家具店や、雑貨店などの相次ぐ日本進出により、そのスタイルはとてもポピュラーな物になりつつあります。

積雪が多い地域の為、平板瓦での急勾配の切妻屋根が基本で、赤や黒の色が多く見られます。
外壁には木のサイディングを縦に張るのが一般的。
その色は赤色や黄色、ブルーなど、北欧の暗い気候に華やいだ雰囲気を演出します。
日差しをたくさん取り込む為の四角い窓、暖炉やストーブの煙突など寒い地域ならではのアイテムを取り入れます。
アクセント兼日除けとしてオーニングを取り付ける家も多いです。
 

アメリカ・カナダ(北米)の輸入住宅の外観・デザインの特徴

北米の輸入住宅スタイルには、様々な様式がある。
その背景として、17世紀頃のヨーロッパ各国による大規模な植民地開発時代から現在に至るまで
長い時間をかけてその時代を反映してきた事があります。
とくにイギリスの影響を大きく受けた3つの様式をご紹介します。

ジョージアン様式

17世紀のイギリスの建物がルーツになっており、アメリカでは南部の農園で発達し、
裕福な有産階級のステイタスシンボルとして愛されました。
箱型のシンメトリーなシルエットに総レンガ張りの外壁、屋根は黒やグレーなどの暗い色味で重厚感を出し、
整然と並んだ上げ下げ窓には白の枠をアクセントとして配置。
玄関まわりは柱やぺディメントに囲まれているのが特徴です。

チューダー様式

16世紀イギリス、チューダー王朝時代の流れをくむ様式です。
ダークな色調の急勾配の切妻屋根に1階部分と2階部分で表情を切り替えた外壁が特徴です。
1階部分にはレンガや塗り壁、2階部分には塗り壁にハーフティンバーを組み合わせたパターンが特徴です。

アーリーアメリカン様式

ニューイングランド地方で発達した様式。
ジョージアン様式とは対照に、アシンメトリー(左右非対称)な外観が特徴です。
淡い色調の木製サイディングの壁と切妻屋根、
エントランス脇には柱で支えられたウッドデッキ(玄関ポーチ)を設けるのもアーリーアメリカン様式の特徴です。